2018/07/04 「美しい顔」のこと

芥川賞候補作「美しい顔」、ノンフィクションとの類似表現が独自検証で10か所超 それでも"著作権侵害"を問うのが難しい理由 | AbemaTIMES

これを受けて講談社側は「作品を読者に読んでもらい評価してもらう」として「美しい顔」を無料で公開した

講談社からのお知らせ : 講談社

そもそもこの作品が評価されたのは作者が被災地に行ったことがなく、想像のみで作品を書き上げたことじゃなかったのか。確かに被災地に行ってはいないだろうが、想像で書いたという部分には流石に無理があるように思える。

また、ここで無料で公開し一般に作品を読んでもらおうとするのは、この作品の問題点をずらそうとしているようにしか思えない。参考とされたものと比較しながら読むのにはあまりにもコストがかかりすぎるため、普通の人はやらないだろうし、ここで「美しい顔」が評価されれば講談社側の実質勝ちだ。

なんだか若い女性作家が売れそうになると、やたら作品や作者周辺に問題が起こるような気がする。編集か作者かどちらに責任があるのだろうか。